プログラミングには興味があるけれど、需要はあるのだろうか。あるいは、今から勉強を始めても遅いのではないか?などと、プログラミングを始めることに躊躇している方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません!
プログラミングの習得によって出来る事はさまざまです!今回はプログラミングに興味があっても勉強を始めようか悩んでいるあなたが、今すぐにプログラミングを始める必要性について考えてみましょう。
IT技術者不足が深刻な現状
プログラミング技術を習得して就くことが出来る職業はさまざまですが、そのほとんどがIT業界といわれるものです。このIT業界、現在深刻な人材不足に悩まされています。日本を始め海外でもIT業界は伸び続けている分野なのに対し職に就く人数は全く足りていません。
経済産業省が行った統計調査によると日本国内では現時点で約92万人が就業しているのに対し17万人超の人材が不足しているとしており、今後の人口減少に伴いさらに深刻化していくと予測しています。
今後もIT業界の需要はさらに高まるが、2030年には就業者数が約86万人に減少し、不足数はなんと約79万人に増加するとの予測を出しています。さらにアメリカでは2020年には140万人の就業者が必要とされているのに対し40万人程度しかいないとされ、約100万人もの人材不足に悩まされるという予測が出されています
つまり、今からでもプログラミングを習得できれば就職先はいくらでもあるということです。
小・中学校でプログラミング必修化へ
驚きますよね。これは、日本政府発表の成長戦略の素案の中の
「第4次産業革命を支える人材育成・教育施策・初等中等教育でのアクティブ・ラーニングの視点による学習、ITを効果的に活用した個に応じた習熟度別学習指導(アダプティブ・ラーニング)、発達段階に即したプログラミング教育の必修化など情報活用能力の育成の徹底を図るため、2020年度から順次開始される新しい学習指導要領の見直しを行う。」
という文言からきています。
難しいので、すごく簡単に言えば、今後IT業界が成長して人材不足になることが目に見えているので人材育成のために小さい頃からプログラミングの勉強をさせて就業人数を増やそう!ということなのです。
これにより、実現すれば小学校は2020年度から、中学校は2021年度からプログラミングが必修科目になります。つまり、国語や算数と同じ扱いになるのです。それだけ、プログラミングが今の時代に必要な技術であるということですね。
イギリスはすでに義務教育である5歳~16歳を対象としてプログラミングの授業が必修化されています。
自由なライフスタイルの実現
上で就業者数について述べましたが、プログラミングを学び、上達すれば時間や場所に縛られず自由なライフスタイルを実現することも可能です。
朝から夜までの会社勤めではなく、自分の自由な場所や時間で仕事をしたいと思ったことはありませんか?田舎暮らしや海外生活、旅をしながら収入を得る事だってプログラミングの技術は可能にしてくれます。
プログラミングはパソコンとインターネット環境があればどこでも職場として成立するのです。
また、今の時代はクラウドソーシングが主流になりつつあり、個人が企業に属さず個々のスキルと行動力で働く環境を整えることが増えています。それだけ働き方の自由度が増しているのです。仕事を依頼する側としても、企業に依頼するより低コストで済み、作業者が分かっているため、個人のほうが安心できるということもあるようです。
まとめ
今回は、プログラミングを始める必要性という観点からIT業界が置かれている世界の実状とプログラミング技術の必要性、上達することで実現可能な自由なライフスタイルについてお話してきました。プログラミングはあくまでもスキルの1つです。
ですが、自分が想像した未来を実現するための手段としてプログラミングというスキルは他を圧倒します。もし夢を叶える手段をまだ見つけていないのなら、プログラミングを1つの選択肢として考えて欲しいと思います。