バックエンドエンジニアという言葉を聞いたことがありますか。IT関連のエンジニアですが、具体的にどのような仕事を行っているのでしょうか。また、仕事をするにあたって、どのようなスキルが必要となってくるのでしょうか。
それぞれを簡単に説明していきたいと思います。
バックエンドエンジニアってどんな仕事?年収は?
ITのエンジニアにはさまざまな種類があります。その中でもバックエンドエンジニアと呼ばれるエンジニアはどんな仕事をしているのでしょうか。また、年収はどの程度あるのでしょうか。
簡単に紹介していきたいと思います。
ウェブサイト上のサーバー構築を行う
バックエンドエンジニアは、ウェブサイトのサーバーの構築を行ます。ウェブサイトのサーバーの機能は、検索された事項に関してそれを理解し、サーバー上に用意された該当ファイルを返すというやり取りが基本です。
このようなサーバーを作っているのがバックエンドエンジニアです。
データベースの構築を行う
データベースとは一定の形式で整理された情報の集まりのことであり、さらにそれを一定の形式の下で複数で共有したり、検索や加工を行ったりできるもののことです。
この情報の集まりであるデータベースを作っているのがバックエンドエンジニアです。
アプリケーションを動かす土台を作る
アプリケーションが動くには、土台となるソフトが必要です。そのソフトはOSと呼ばれており、アプリケーションが動くにはそれに合ったOSを使わないといけません。
バックエンドエンジニアはOSを作っているエンジニアです。
登録フォームやブログプラグインなど
バックエンドエンジニアの仕事内容は、サーバサイドのシステム設計や開発を行っているため、ウェブサイトの登録フォームを作成したり、ブログなどの特定のソフトの機能を拡張できるプログラムの作成などを行ったりします。
バックエンドエンジニアの年収は450万円以上
バックエンドエンジニアの年収は、年齢やスキル、仕事内容によって大きく異なってきます。一般的な平均年収は450万円以上ですが、資格を持っていたり、他のエンジニアの仕事を兼任したりしていれば、さらに年収を増やすことは可能です。
バックエンドエンジニア/ネットワーク系に必要な資格
バックエンドエンジニアのネットワーク系を目指す方であれば、資格の取得をおすすめしたい資格がいくつかあります。自分がもっている知識や技術の証明となりますので、ぜひ、検討してみてください。
CCENT
これからネットワークエンジニアを目指す方のための資格です。民間資格であり、CCNAと呼ばれる資格の取得を目指すためのステップアップ受験として試験を受ける方がふえてきています。
ICND2
ネットワークエンジニアとしての道を進みたい方が目指すといわれるCCNA。そのCCNAを受験するためには、CCENTとICND2の二つの試験に合格しないと受験資格を得ることができません。
CCNET認定者が次に目指す資格がICND2です。
CCNA
世界最大手であるシスコシステムズ社が主催、認定を行っている認定試験です。ネットワーク系の資格試験の中でも入門的な位置付けの資格であるため、まんべんなくネットワークに関しての知識をつけることが可能です。
CCNP
シスコシステムズ社認定資格CCNAの上位に位置付けられている資格です。大規模ネットワークの導入や運用、保守などどいった技術をもっていることを証明できる資格です。
バックエンドエンジニア/サーバー系エンジニアなら2種類の資格がある
バックエンドエンジニアのサーバー系の資格であれば2種類のおすすめしたい資格があります。需要の高い資格であったり、希少性が高いためアピール性の高い資格であったりします。
ぜひ、チャレンジしていただきたい資格です。
LPIC
LPICとはLinux技術を証明するための資格であり、世界中で展開している資格です。プロのエンジニアを目指す方なら、ぜひ取得をおすすめしたい資格です。
企業の新入社員研修の一環として取り入れられたり、転職の際の条件として挙げられたりしています。
ITIL
ITILは、英国政府がシステム運用・管理を体系的にまとめ、書籍にしたものが起源となっています。この資格は、4つの資格から構成されています。
一番簡単であるファウンデーションと呼ばれる資格は、少しの勉強時間でも取得が可能な資格でありながら取得者が少なく、また希少性のある資格となっており、おすすめの資格といえます。
バックエンドエンジニア/システムエンジニア系なら6種類の資格がある
バックエンドエンジニアのシステムエンジニア系を目指す方であれば、おすすめしたい6種類の資格があります。自分のスキルに合った資格を見つけて、資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
Oracle認定Javaプログラマ
アメリカのOracle社が主催するJavaの知識と技術を認定する資格試験です。Javaのバージョンアップに合わせて認定試験もバージョンアップされます。そのため、今まで保有していた資格が古いものとなってしまい、最新バージョンの認定試験を受験することで資格をバージョンアップしていくことをおすすめします。
Oracle認定 Webコンポーネントディベロッパ
JavaEEのウェブ技術である「サーブレット」、「JSP」に関する知識が問われる認定資格です。この認定資格を受けるには、プログラマ認定資格に合格していることが必要です。
プログラマ認定試験には受験資格などないため、誰でも試験を受けることができます。
Excel VBA ベーシック
Excel VBA ベーシックは、Officeのバージョン2000から2013を対象としたExcelのVBAスキルを測定する資格です。受験資格は特になく、誰でも認定試験を受けることができます。
小学生以下は保護者の方の同意が必要です。
Excel VBA スタンダード
Excel VBA スタンダードでは、Officeのバージョン2000から2013を対象としたExcelのVBAスキルを測定する資格です。Excel VBAの基本的な文法を理解し、ベーシックレベルよりもさらにマクロを理解しているかを判断します。
受験資格は特になく、誰でも認定試験を受けることができます。
Access VBA ベーシック
Access VBA ベーシックは、Officeのバージョン2000から2013を対象としたAccessのVBAスキルを測定する認定資格です。Access VBAの基本的な文法をはじめとして、関数やオブジェクトの操作などの基礎を理解しているかを判断します。
Access VBA スタンダード
Access VBA スタンダードはOfficeのバージョン2000から2013までを対象としたAccessのVBAスキルを測定する認定資格です。ベーシックより高度なプログラムを記述し、また、理解しているかを判断します。
バックエンドエンジニア/データベース系なら
バックエンドエンジニアのデータベース系のエンジニアならおすすめする資格は1つだけです。この資格を取得すると、資格名は日本国内でしか通用しませんが、それに対応するグローバル資格も同時に取得できるようになっているため、おすすめの資格といえます。
ORACLE MASTER Silver
ORACLE MASTER Silverはオラクル社が認定を行っている資格です。Oracle Databace管理に関するスキルを認定する資格であり、管理手法やSQLなどといった知識の有無が問われる問題となっています。
ORACLE MASTER Silverの資格を取得するためには、ORACLE MSTER Bronzeに合格しており、Oracle Database 12c Administrationと呼ばれる試験に合格する必要があります。
バックエンドエンジニアのまとめ
バックエンドエンジニアは、日々進化していくIT業界にはなくてはならない存在です。バックエンドエンジニアは、目まぐるしく変わるIT業界についていくべく、新しいものに対してアンテナをはっておく必要がある仕事だといえます。
ですが常に自分を高めることができるやりがいのある仕事であるといえるでしょう。