システムのハイテク化・効率化が進む現在において、IT産業の将来性の高さは多くの人が知るところです。
プログラミングを学んでおけば、転職などのいざという時にスムーズにエンジニア職に就くことができますが、具体的にエンジニアという仕事はどういったことを行う職業なのでしょうか?
ここでは、エンジニアに必要な技能と仕事内容について解説します。
エンジニアの需要は高く学ぶなら今がチャンス!
IT産業の隆盛に合わせて、プログラミングスキルを身に付けたエンジニアの需要は今後もますます高まって行くと予想されています。つまり、IT産業はエンジニアの入れ食い状態なので、基本的なプログラミングスキルさえ身につければ、とりあえず就職はできてしまう現状なのです。
そのため、エンジニアを育てるプログラミングスクールなども多くあり、また自宅でプログラミングの初歩を学ぶことができるオンラインツールなども豊富に存在しています。つまり、今はプログラミングの基本を学ぶには、うってつけの状況となっているのです。
今後エンジニア・プログラマーが足らなくなると予想される理由
インターネットがこれだけ社会に浸透していますので、IT産業のますますの発展は間違いない事と予測されます。しかし、それに反比例するように、プログラマーやエンジニアなどの人手は足りなくなると予測されています。それはなぜなのかと言うと、単純に社会のハイテク化のスピードが速すぎるためです。
IT業界で働く就業者の人数が、フルオートメーション化して行く社会形態に対応できるだけの人数に満たないのです。
経験とともに腕が上がっていくので最初は未経験でも就職可能
社会環境に合わせてエンジニアの需要はますます高まっているため、どのIT関連企業も、基本的なプログラミングスキルさえ身に付けている人材ならば採用する傾向にあります。
エンジニアの世界は現場主義ですので、プログラミングの応用技術や新しい技術などは、現場で教わることが可能です。今、第一線で活躍しているエンジニアも、最初から多様なプログラム言語を使いこなせていたわけではなく、ほとんどが現場でスキルアップをした人たちです。
ITエンジニアの仕事内容を種類別に解説
IT業界は数年で新しい技術が生まれたりする非常にサイクルの早い業界です。数年ごとにプログラミングを駆使した新しい仕事が生まれて来ますが、ここではITエンジニアの基本的な仕事を紹介します。
ネットワークエンジニアの仕事内容
ネットワークエンジニアは、コンピューター同士をつないでデータの送受信を行うことができるシステムを構築するエンジニアです。社会の基盤であるネットワークを整える仕事なので、「インフラエンジニア」とも呼ばれています。
ネットワークエンジニアに必要なスキルは、情報漏えいを防ぐためのセキュリティ技術やデータをスムーズに流すトラフィック技術のほか、コンピューター同士を接続するルーター機器などについての知識も必要です。
関連記事:インフラエンジニアとは?仕事の内容と必要なスキルまとめ
データベースエンジニアの仕事内容
データベースにデータを保存したり、保管されているデータを瞬時に取り出したりするためのシステムを構築・運用するのがデータベースエンジニアの仕事です。
データベースエンジニアは「データベース」という巨大なインターネット上の倉庫を扱う仕事なため、業務内容もデータベースの「開発・設計者」「管理者」「運用者」の3種にわかれています。
関連記事:データベースエンジニアとは?仕事の内容と必要なスキルまとめ
プログラマーの仕事内容
さまざまなコンピューター言語を操ってコンピュータープログラムを組み、ソフトウエアやシステムを作るのがプログラマーの仕事です。ITエンジニアと聞いて、多くの人が思い浮かぶイメージが、このプログラマーだと思います。
プログラマーはシステムエンジニアが作った仕様書に基づいてプログラムを組むため“開発者”ではないのですが、ベテランプログラマーになるとシステムエンジニアとの境目が分からなくなり、ベテランプログラマーがシステムの仕様を決めてしまうこともあります。
システムエンジニアの仕事内容
システムの基本設計や詳細設計を行う仕事を担うのが、システムエンジニア(SE)です。システムエンジニアは、クライアントからどのようなシステムが欲しいのかを聞き出し、それを実現するためのプログラム設計を行います。つまり、システムエンジニアは“システムの設計図”を作る人なのです。
フロントエンドエンジニアの仕事内容
フロントエンドエンジニアの仕事は、ユーザーが目にするコンテンツを作成することです。コンテンツのデザイン・コーティング・プログラムなどの設計を全て行いますので、webデザイナーのような能力も必要です。webサイトの見やすさや操作性を実現する必要があるため、柔軟な思考力を必要とする職種です。
関連記事:フロントエンドエンジニアとは?仕事の内容と必要なスキルまとめ
チーフエンジニアの仕事内容
チーフエンジニアは「熟練技術者」を指す言葉で、文字通り、上級エンジニアのことです。チーフエンジニアは通常のエンジニアとは違い、システム開発の根幹にかかわる仕事を任され、最も重い責任を担うポジションです。当然、その重責に見合った地位と給与を得ることができます。
セキュリティエンジニアの仕事内容
セキュリティシステムを構築するのがセキュリティエンジニアの仕事ですが、そのセキュリティエンジニアになるために必要なスキルはプログラミングスキルだけではありません。データやシステムのセキュリティ(保護)にかかわる仕事なため、他のエンジニアよりも高いモラルを必要とします。
また、ハッカーたちの行動を先読みしてセキュリティプログラムを構築しなければいけないため、人並み以上の洞察力や想像力も必要とされます。
関連記事:セキュリティエンジニアとは?仕事の内容と必要なスキルまとめ
エンジニアの仕事内容に合ったプログラミングを学ぶ必要がある
エンジニアと一口に言っても、さまざまな仕事があることがお分かりいただけたことと思います。それぞれの仕事に合わせて必要となるプログラム言語も異なりますので、ここではそれらについて説明します。
人気のプログラミングの種類とできる事
プログラム言語は無数にありますが、それら全てを説明すると膨大な数になってしまいますので、人気のプログラミングとその概要をかいつまんで紹介します。
Python
Pythonはweb開発や人工知能(AI)の開発に使用されているプログラミングです。通常、プログラムの規模が大きくなるとコードの分量が増えてしまうのですが、Pythonは少ない分量でプログラムを組み立ててしまうことが出来るので、世界中で高いニーズを得ています。
データ解析にも使用されており、今後もますますニーズが高まると予測されているプログラミングです。
PHP
PHPはWEBアプリケーションの開発に特化したプログラミングです。他のプログラミングよりも文法が覚えやすく、データベースとの連携が簡単なことから、WEBページ開発者の多くがPHPを使っています。
Swift
SwiftはApple社が開発した新しいプログラム言語で、このSwiftを使えばApple製品のアプリを開発できます。また、WEBアプリも作ることができるうえ、オープンソースですので誰でも自由に改良可能なプログラミングとして、今後の発展を期待されています。
C言語・C++
プログラミングの入門的に扱われる言語がC言語です。C言語は他のプログラム言語の基礎となっているため汎用性が高く、ありとあらゆるプログラムに利用されています。
C++は、C言語の機能を拡張させて使いやすくした言語ですが、「C/C++」と表記されることが多いことからも分かるように、ほぼC言語とセットで使われます。
Java
Javaで組み立てることができるプログラムの数は多く、スマホアプリからブルーレイまで、日常にあふれる多くのものがJavaをベースにして作られています。
多くのプログラム言語の場合、「ウィンドウズでしか動作しない」「マックでしか動作しない」といった動作の制限が発生してしまうのですが、Javaは仮想マシンというものを利用してプログラムが組まれるため、マシンのOSを無視してどこでも動作可能なプログラムを開発できます。
Ruby
Rubyはwebアプリやスマホアプリの開発のほか、人工知能を利用した機械学習を行うことができます。Rubyは他のプログラム言語に比べてソースコードが少ないことが特徴となっているため、シンプルで書きやすいプログラム言語として人気があります。
また、Rubyは日本人が開発したプログラム言語なので、その最新の情報も日本語で発信されます。
おすすめのプログラミングスクール
短期間でプログラミングを学ぶことができる人気のプログラミングスクールについて紹介します。
細かくコースを決められる『テックアカデミー』
フジテレビなどの企業へのプログラム教育も行っているテックアカデミーは、オンラインでプログラミングを学ぶことができるプログラミングスクールとして高い人気を誇っています。
テックアカデミーでは、「WEBアプリケーションコース」「Javaコース」「フロントエンドコース」といったように受講コースが細かく分けられており、自分が身に付けたいプログラミングを集中的に学ぶことができます。
通いでもオンラインでも学べる『TECH::CAMP』
TECH::CAMPはオンラインでプログラミングを学ぶことができるだけでなく、通いでも学ぶことができるプログラミングスクールです。講師はメンターと呼ばれ、疑問があればその場でメンターに質問して教えてもらうことができます
TECH::CAMPでは、webアプリ開発と同一の金額でVR開発やAIといった最新のプログラムを学ぶことができます。
最短1カ月でエンジニアデビュー!『侍エンジニア塾』
現役のプロエンジニアから、マンツーマンでプログラミングを学ぶことができるのが、侍エンジニア塾です。侍エンジニア塾は「プログラミングを使って結果を出す」ということに非常に強いこだわりを持っているプログラミングスクールですので、受講後の就職率・起業率がとても高いです。
最短1カ月でエンジニアデビューを果たすことができるオリジナルサービスもありますので、とにかく早くエンジニアになりたい人にはおすすめのプログラミングスクールと言えます。
主婦にも人気!『WebCamp』
自宅で出来る仕事としてWebデザイナーを希望する女性は多いです。そういった女性に向けたサービスを提供しているプログラミングスクールが、WebCampです。
WebCampは「WEBCAMP WOMAN」という女性向けのwebデザインスクールを運営しているため、育児のために在宅の仕事を行いたい主婦のためのプログラミングスクールとして人気があります。
IT転職に就職したいなら!『WebCampPRO』
オンラインでの受講は未対応ながら、高い転職成功率のおかげで人気となっているプログラミングスクールがWebCampProです。WebCampProの転職成功率は98%で、IT業界ですぐに働きたい人や、収入アップのためにスキルアップを希望するプログラマーにとって、とても頼りがいのあるプログラミングスクールとなっています。