Ruby on Railsというものを、みなさんは知っていますか?そもそも、Rubyってどんなもの?という点から疑問という方も少なくないかもしれません。
これからプログラミング、プログラミング言語、そしてRubyを学びたいという方のために、初心者にも分かりやすいRuby on Railsの基礎知識と、その勉強法についてご紹介します。
Ruby on Railsとは?
まずは、Ruby on Railsがどんなものなのかを調べてみましょう。「ルビー オン レイルズ」つまり、「レールの上のルビー」とは、いったいどんなものを想像しますか?
Rubyのフレームワークの事
Ruby on Railsとは、一言でいえば「Rubyのフレームワークの事」です。といっても、Rubyもフレームワークも、どんなものなのでしょうか。
Rubyとは、宝石のルビーの美しさをもとに名付けられた、プログラミング言語のひとつです。スクリプト言語のひとつで、初心者でも扱いやすいと言われています。読みやすく書きやすい、コードの美しさからRubyと名付けられたとも言われています。読みやすく書きやすいため、学びやすく、初心者向けであるともされています。
もともとスクリプト言語とは、簡単に習得できるよう工夫されたプログラミング言語のことです。ソースコードを書いて実行、確認、修正、確認と繰り返すだけで、プログラミングができます。Rubyもこのように比較的簡単に学ぶ事ができ、学んだことをすぐに実行に移せます。またできることも少なくないため、人気が高いプログラミング言語なのです。
Ruby on Railsは、Rubyのためのフレームワークです。Railsとは、電車のレールや軌道、枠組み、柵といった意味があります。フレームワークとは、プログラミング言語などが誰でも使いやすいように工夫された枠組みのようなものです。
たとえば、おもちゃのブロックを例に挙げてみましょう。何百種類ものブロックが詰め込まれたバケツの中から必要なブロックを選び、見本に示された複雑な帆船を作れ、といきなり言われても、多くの人は戸惑いますよね。
しかし、必要なブロックが、造らなければならないパーツごと(甲板・ブリッジ・帆柱など)に分けられていて、設計図も用意されていれば、ある程度簡単に作れるようになります。フレームワークとは、こうした枠組みのことで、プログラミングがスムーズにできるように工夫された仕組みです。
アプリケーションのひな型を作れる
Ruby on Railsを使ってアプリケーション作成をしていく中で、テンプレート機能というものが大変便利に使用できます。テンプレート機能とは、ある程度決まったコードや、同じような設定を何度も繰り返すようなとき、何度も出てくる作業をコード化して、仕事の効率化を図ることができるものです。
テンプレートファイルを作成するだけなので、処理自体はとても簡単です。特別な技能が必要なわけではありません。同じような仕事をこなしていくのであれば、効率化をどんどん進めることができます。その点も人気の秘密です。
Ruby on Railsの3つの特徴
それでは、Ruby on Railsの優れた3つの特徴についてご紹介します。なぜ今Ruby on Railsなのでしょうか。
Rubyを使ったWEBアプリの開発が簡単
Rubyは、多くの人々に使用されている、汎用性の高いプログラミング言語です。そのため、エンジニアの求人も少なくありません。RubyはWEBアプリケーション作成など、WEB系に強いプログラミング言語です。またエラーも見つけやすく、コーディングもしやすい言語です。
初心者にも扱いやすい
Ruby on Railsは日本人によって開発されたスクリプト言語です。スクリプト言語とは、初心者でも習得しやすいように開発されている言語で、数多くあるプログラミング言語の中でも比較的初心者向けです。
それは、シンプルで美しいコーディングが、読みやすく書きやすい点にも起因しています。しかし、それだけではありません。見た目はシンプルで、入り口はとても広く、誰でもプログラミングを学ぶことができるようになっています。しかし、プロフェッショナルにとっても非常に魅力的な言語なのです。
アップデートで便利な機能が追加される
Ruby on Railsは、アップデートすることで便利な機能が追加されていきます。また内部は学ぶほど奥が深くなっています。つまり、エンジニアとして腕が上がれば上がるほど、Ruby on Railsの本当の魅力に近づくことができるのです。
Rubyを扱えるエンジニアの求人は安定的にあるとご紹介しましたが、Rubyエンジニアの募集は、ほぼ【Ruby on Rails】エンジニアの募集と同義です。Rubyを扱えるという事は、Ruby on Railsを自在に使う事ができるということとして捉えられるので、ぜひ身につけておきたいスキルなのです。
なぜRuby on Railsを使うのか?
それでは、なぜ多くの人がRuby on Railsを使うのでしょうか。実はRubyに使えるフレームワークは、他にも存在します。しかしほとんどの人がRuby on Railsを選択するのは、どうしてなのでしょうか。
コーディングが容易である
まずは、Ruby on RailsはRubyのために開発されています。そのため、コーディングの読み書きが非常にしやすいのです。コーディングが難しいものでも扱えるエンジニアは重宝されますが、やはりコーディングが誰にでもできて、読みやすく書きやすい、見た目が美しいプログラミング言語の方が便利ですよね。
また、初心者から一流エンジニアまで使う事ができる懐の深さも魅力です。そのため、Ruby on Railsが多く使用されているのです。
ひな形の応用ができる
先ほどもご紹介したように、Ruby on Railsにはテンプレート機能があり、テンプレートを作成することができます。自分がよく使う作業のひな形を作る事ができ、さらに慣れてくることで応用も可能なので、仕事をすればするほど作業効率がアップしていきます。
クライアントからの仕事を得やすい
Rubyはよく使用されているプログラミング言語で、そのフレームワークであるRuby on Railsを使いこなせるエンジニアも重宝されます。そのため、求人もコンスタントにありますし、独立してからもクライアントからの仕事を比較的得やすいと言えます。
エンジニアとして独立して、もっとも大変な事は営業です。どんなに優れたエンジニアでも、仕事を得られなければ腕を見せることができません。その点、よく使用されているRubyとRuby on Railsなら、クラウドサービスでも比較的簡単に仕事を見つけることができます。
なんでもできるエンジニアに成長してから独立するだけでなく、Ruby on Railsが使いこなせるようになった時点で、小さな仕事から少しずつ請け負うようにしていくと、仕事としてのプログラミングにも早く慣れることができます。
Ruby on Railsを習得する2つの方法
Ruby on Railsを習得するには、2つの方法が挙げられます。自分のライフスタイルや、プログラミングスキルに合わせて選びましょう。
プログラミングスクールを活用
学生さんや定時で帰ることができる人、またプログラミングは全くの初心者で、パソコンに触る事もほぼない、という人には、プログラミングスクールがおすすめです。
プログラミングスクールには、初心者向けのコースがあります。初心者向けのコースを学んでからRubyとRuby on Railsが学べるスクールや、初心者向けのコースでRubyが学べ、さらにRuby on Railsも学べるスクールなど様々です。
学ぶためにかかるお金と時間、また学んだあとに本気で就職や転職をしたい人のためのサポートがある、実際の講義がある、すべてオンライン講義など、目的や通える範囲に合わせて選ぶこともポイントですね。
書籍を活用して自分で学ぶ
ある程度プログラミングやコンピュータの構造について知っているという人、他のプログラミング言語をマスターしているという方は、書籍を使えば安く簡単に学べます。Ruby on Railsは大変人気があり、多くの書籍が出ています。よく売れていて、さらに評価が高いものを、実際になか見をしてから選びましょう。
【まとめ】Ruby on Railsでみんなが使いたいWEBサイトを構築しよう!
Ruby on Railsをマスターすることで、WEBに関するスキルはグッとアップします。エンジニアへの道も拓けてくるでしょう。比較的簡単に学べて、需要も高いRuby on Railsを学び、みんなが「使いたい!自分もこんなサイトが欲しい」と思ってくれるようなサイトを構築してみましょう。