プログラミングスクールで勉強して、卒業後に会社に就職せずにフリーランスとして活動したいという人もいるでしょう。実際に学校を卒業して独立して働いている人もたくさんいます。この記事では、卒業後独立して活動する方法とコツを紹介するので、フリーランスとしてバリバリ働きたいと思っている人は参考にしてみてください。
プログラミングスクール卒業後の進路
この記事を読まれている人は、今まさにプログラミングスクールで将来の夢を抱きながら勉強している最中でしょう。卒業後の主な進路は、IT関連の会社に就職するかフリーランスとして活動するかの2つです。それでは2つの進路を具体的に見ていきましょう。
IT関連の企業へ就職する
プログラミングスクールを卒業した人は、IT関連の企業に就職することが多いです。IT関連会社には、システム制作会社、WEB制作会社、ソフトウェア会社、ゲーム・ソーシャル会社、一般企業の5つに分けられます。プログラマーはさまざまな業種から求められる人材ですので、プログラミングの知識を習得し資格を持っていれば就職先に困ることはほとんどないでしょう。
フリーランスとして活躍する
もう1つの進路はフリーランスで、自由に働くことができ、成功すればリターンも非常に大きくなります。ただし、実績がないうちは満足のいく仕事をすることは難しいです。自分で営業してクライアントを探す必要があり、スキルや技術、経験がない状態ではクライアントから信頼されるまで時間がかかってしまいます。もし、フリーランスとして活動したいと考えている人は、企業から即戦力として採用されるくらいのスキルやノウハウを身につけましょう。
プログラミングスクール卒業後に独立するには?
プログラミングスクールでフリーランスとしてバリバリ働いている自分を想像している人もいるかもしれません。ここでは、卒業後にフリーランスとして活動している人がどういった流れで独立しているのかを紹介します。
実務経験が無い状態で独立するのは難しい
結論から言いますと、卒業後に実務経験がない状態で独立するのは難しいです。一般的に、プログラミングスクールを卒業して、フリーランスとして活動している人の多くは、一般企業に1度就職してその後独立しています。最初は企業でプログラマーとして活動しながら、スキルやノウハウ、経験を積んで独立する流れが人気です。
中には卒業後、企業に就職せず主体的に動いて自力で仕事を探している人もいますが、それはコミュニケーションスキルなど対人スキルが重要になってくるので、対人スキルに自信がない人は、まずは実務経験を積んで目に見える成果を提示できるようになりましょう。
まずは就職して実務経験を2年程度積むのがベスト
企業に就職してから独立する人の多くは、実務経験を2年間積んでいます。特に独立するまでの実務経験の期間は決まっていません。しかし、1年では経験を積んだり人との繋がりを広げたりするには時間が足りません。
かといって、3年以上企業に属していると、独立へのモチベーションが低下したり、だらだら作業をこなしたりするようになるので、2年を目安に集中して仕事をするとちょうど良いのではないでしょうか。どうしても早く独立したいという人は、あえて1年という短い期限を立てても良いでしょう。
実務経験を経て独立へ進んでいく
実務経験を積みながら独立へ進んでいくメリットは、独立後に必要なことが見えてくることです。卒業後いきなり独立してしまうと、自分にどういったスキルが足りないのか知らないまま営業することになります。
自己分析が正確にできていない状態では、確実に実力不足という壁にぶつかります。実力不足の状態では仕事も満足にできないだけでなく、収入が入らずに生活に困るでしょう。
そうすると、アルバイトなどで生活費を稼ぎなら仕事を探す、スキルアップに時間が避けないため実力がいつまで経っても上がらない、プログラマーの仕事が入らない、という悪循環になってしまうのです。
一方で、企業で実務経験を積みながら独立の準備を進めていくと、企業で働いているうちに、自分に何が不足しているのか気づくことができます。実力不足に気づければ、仕事をしながらスキルアップをすることができ、独立するまでに必要なスキルやノウハウを身につけることが可能です。
さらに、独立するまでに人脈も広げておけば、独立後に仕事に困るということはありません。同じフリーランスでも、卒業後に企業を挟むか挟まないかで独立後の仕事の安定度に差が生まれるといっても過言ではないのです。
実務経験を積まなくてはならない3つの理由
実務経験を積むことで、自身のスキルアップを図れる以外にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、実務経験を積んだ方が良い理由を3つ紹介します。
ある程度のスキルがある方が企業側が安心できる
企業は仕事を依頼するときに、プログラマーがある程度のスキルを持っていると、質の高い成果物が期待できるので安心するものです。実務経験を積むことで、スキルアップができることは先ほど紹介しました。スキルアップは単純に実力が上がるだけでなく、周りからの見る目が変わるということを把握しておくと良いでしょう。
問題が発生した場合の対処ができないと信用に関わる
実務経験を積んでいると、問題が発生した場合でも適切な対処ができます。しかし、実務経験なしの人は、トラブルに対してどう解決できるのか経験による答えを持っていません。実務経験を積んでいる人と積んでいない人の違いは経験値です。トラブル時に適切な対応ができなければ、クライアントからの信用を失う可能性が高く、安定して仕事を得ることはできません。
信用を得るためには、実務経験を通してさまざまな状況にも順応できる対応力を身に着ける必要があるのではないでしょうか。
実務経験があると営業がしやすくなる
実務経験があれば、営業でも自己PRがしやすく、企業からも信頼されやすくなります。もし、実務経験がある人とない人が同時に応募してきたら、実務経験ありの人を選びますよね。
世間にはプログラマーはたくさんいるので、その中でも競争に勝ち抜かなければなりません。仕事を得るためには他のプログラマーよりも優れていることをアピールする必要があるので、何よりも実務経験が大切になってくるのです。
実務経験後に独立する方法は3つ!
実務経験を積んだ後に独立する方法が気になっている人もいるでしょう。では、スキルや対応力を身に着けた後に、どのようにして独立するのか紹介していきます。
就職して実務経験を経て独立
企業に就職してその会社から信頼を得ていると、独立後にその企業と提携を組んで仕事をすることがあります。また、実務経験を積んでいる期間に他の企業とのパイプが繋がっていると、独立したことを知った企業から仕事の依頼が来ることもあるでしょう。
企業に就職している間に周りから優秀と評価されている人は、実務経験期間中に関わった企業から仕事を得ることが多いです。
実務経験を経てクラウドサービスで仕事を得る
独立後クラウドサービスを利用するのも1つの方法です。クラウドソーシングサイトに登録し、募集されている案件の中から自分でも対応可能なものを選び応募します。クライアントから選ばれれば仕事を得られる仕組みです。
いきなり大きな額を稼ぐことは難しいですが、誰でも実績を積みながら稼ぐことができます。独立してコンスタントに仕事を得られるまでは、クラウドサービスを利用すると良いでしょう。
友人や知人から仕事を紹介してもらう
独立後手っ取り早く仕事をゲットしたいのであれば、友人や知人から仕事を紹介してもらうと良いでしょう。会社を経営している知人がいれば、そこから仕事を振ってもらい実績を作りながらある程度まとまったお金を稼ぐことができます。
これに関しては全員ではないので、もし、周囲に仕事を紹介してもらえるような人がいれば、コネを使わない手はないですね。
【まとめ】プログラミングスクール卒業後は焦らず独立しよう!
プログラミングスクールを卒業したからといって、すぐにプログラマーとして活動できるかと言うとそうではありません。確かに努力次第では仕事を得られるかもしれませんが、それはかなりリスキーでしょう。
実務経験を積まずに独立してしまうと苦労することがたくさんあります。まずは企業に就職してスキルアップと対応力を身に着け、フリーランスになってもすぐに活動できるように準備をした方が良いのではないでしょうか。
しっかり実務経験を積めば、フリーランスのプログラマーとして活動できるようになるので、プログラミングスクール卒業後は焦らずに独立しましょう。実務経験という準備期間もフリーランスになるためには大切ですよ。