プログラミングが上達するコツはあるのでしょうか。勉強しているのになかなかうまくいかない、よく理解できないという方は「どうして上達しないのだろう」と悩んでいることでしょう。そんな方に知ってほしい、上達しない3つの原因と、プログラミングが上達するコツについてご紹介します。
プログラミングが上達しない3つの理由
プログラミングを一生懸命学び、毎日パソコンに触っているのになかなか上達しないのはどうしてなのでしょうか。プログラミングが上達しない3つの理由をご紹介します。
プログラミングを学ぶ事が目的になっている
ひとつは「プログラミングを学ぶこと」が目的になってしまっていて、プログラミングを楽しんだり、プログラミングを面白いと思ったりする余裕が失われてしまっているということが挙げられます。
プログラミングを学ぶ事にばかり目が行って、結局「プログラミングで何をしたいのか」が棚上げになってしまい、プログラミングの面白さが理解できずに停滞してしまうパターンです。
プログラミングをテキストや理論だけで「学ぶ」だけでは、プログラミングは上達しません。実践し、失敗を克服して試行錯誤しながら面白さを知っていくことで、上達につながるのです。
ひたすら理解しようとしている
先ほどの「プログラミングを学ぶ事が目的になっている」と似ていますが、ひたすら理解することばかりに集中し、理解が進まないためそこから前進できないというパターンです。 プログラミングは実際にいろいろなことを実践してみて、失敗したり成功したりを繰り返すことでシステムも覚え、理解していけるものです。
実際にやってみることなく、ただひたすらテキストやプロのエンジニアのブログなどを読み漁って、必死に理解しようとするだけでは、どうしても上達にはつながりにくいのです。
覚えた後どうしたいのかが決まっていない
プログラミングは、小学生でも学ぶ時代に入っています。そのため、何となく「勉強しておいた方がいいのかな」と感じてスタートする人もいますが、「なんとなく」ではやはり上達しません。
人間は目的がはっきり見えていないと、モチベーションが長続きしません。たとえば「絶対に一流企業のエンジニアになる」「エンジニアに転職していずれ独立する」という強い意志があれば、学びにも身が入ります。
しかし「なんとなく、みんなやっていて流行っているみたいだから」といった理由では、ヤル気は長続きしません。そしてプログラミングはこつこつと努力すること、長時間集中することを必要とする作業でもあります。覚えた後に掲げた高い目標が、そういった地道な作業の背中を押してくれるのです。
プログラミングが上達するコツ1:理解と慣れ
プログラミングが上達するコツは大きく2つ挙げられます。それぞれどんな事なのでしょうか。まずは「理解と慣れ」というコツからご紹介していきます。
壁を超えるたびに理解が深まる!
プログラミングを学ぶにあたり、実践することでたくさんの壁にぶち当たります。そこで分からなくなって嫌になることもありますが、乗り越えるとびっくりするほど理解が深まります。二度目からはラクラク乗り越えられるようになり、もっと難しい壁に向き合った時に、どうすれば乗り越えられるのかという知識も増えていきます。
壁は、プログラミングの学びを邪魔するものではありません。理解を深め、より高みを目指す向上心を育ててくれる、必要不可欠なハードルなのです。
毎日手を動かす事でコーディングに慣れる
理解が進み、プログラミングでできることが増えてくると面白くなってきます。面白くなってくると、毎日パソコンに触る癖がつきます。この、「毎日手を動かす事」が重要なのです。これまでブラインドタッチができなかったという方は、繰り返すことでできるようになりますし、元からできていた人はより早くなります。
普通の日本語を打ち込む作業とはまた違う「コーディング」に慣れてくることで、より作業効率がアップし、面白さがつのってきます。
何がわからないのかを頭ではなく書き出してみる
どうしてもわからないことが出てきてしまい、立ち止まってしまった時は、頭の中でグルグル考えるのではなく、箇条書きで書き出してみましょう。プログラミングには「プログラミング的思考力」が必要です。理論的かつ効率的な考える力のことで、自分の考えを上手にまとめる力も含まれます。
自分の頭の中を一度紙に書きだして整理してみることで、つまずきの原因に気づけることもあります。プログラミングとともに、プログラミング的思考力も養いましょう。
教えてもらう時はレベルが高すぎる人に聞かない
誰か詳しい人にプログラミングを教えてもらう場合は、レベルが高すぎる人に聞かず、初心者の気持ちや理解力をよく理解している人に聞くこともポイントです。レベルが高すぎる人は、初心者がどこでつまずいているのか、どうしてわからないのかを理解できないことがあります。
また話が脱線して、今知るべきでない知識を教えてくれるなど、余計に混乱することもあります。教えてもらう場合は初心者に教えた経験がある人や、自分より少し先を行く人など、ちょうど良いレベルの人に教えてもらうと良いでしょう。
プログラミングが上達するコツ2:スクールの活用
プログラミングが上達するコツのふたつめは、プロに教えてもらえるプログラミングスクールを活用することです。
自分のレベルに合ったスクールで学ぶ
プログラミングスクールは、今驚くべきスピードで増えています。それだけプログラミングを勉強する人が増えているのです。たくさんのスクールの中からどこを選ぶか迷ってしまうかもしれませんが、自分のレベルに合ったところを選ぶことが一番です。
プログラミングは初めてと言う方は初心者クラスから学べるスクールが良いでしょう。また勉強しているけれどつまずいたまま上達できないという方も、最初からもう一度学びなおすとスムーズに壁を乗り越えられるのではないでしょうか。
またプログラミング言語の種類によってもつまずいてしまうことがあります。一度つまずいて進めなくなった言語は一度ストップし、別の学びやすく理解しやすい、コーディングもしやすい言語で再トライしてみましょう。
オンラインで問題を素早く解決する
オンラインでもチェックしてもらえるスクールなら、家でひとりプログラミングを進めている時につまずいても、問題を素早く解決することができます。週に1度だけ通うスクールでは、次に質問できるまでに問題のポイントが曖昧になってしまいます。自分の中で問題が熱いうちに打てる、オンラインで素早く解決できるスクールがおすすめです。
目的を作る事で得られるメリット
目的を作る事は、学びにとってとても大切なことです。誰でも「定期テスト」や「受験」のためなら必死に勉強しますが、別に何でもない時からコツコツ勉強を頑張れるという人は少ないですよね。プログラミングも同じです。明確な目的を作る事で、しっかり学べるようになるのです。
目的に合った勉強ができるようになる
「○○というプログラミング言語のスペシャリストとして働くエンジニアになりたい」「いくつものプログラミング言語を駆使し、いずれはフリーランスのエンジニアとして独立したい」など、明確な目的を立ててみましょう。
明確な目的を立てることで、そのために何を学べばよいのか、どんなスキルを身につけ、どんな実践経験を積めばいいのかが分かってきます。勉強すべきことがはっきりするのです。
わからない事が何かが明確になる
また目的が明確になることで、勉強しなければならないことがあぶりだされます。そうして勉強を進めていけば、わからない事、つまずいている事の原点も明確になります。わからない事から抜け出せない時、「わからない事がわかっていない」場合は少なくありません。わからない事がはっきり見えてきただけで、問題が解決してしまう事もありますよ。
時間を有効活用する事ができる
目的をはっきりさせることで、やらなければならないことが明確化されます。そのため作業効率もアップし、時間を有効活用することができます。就職・転職のためにプログラミングをマスターするなら、早ければ早い方が有利になります。時間を有効活用できるようになることは、大きな武器となります。
【まとめ】プログラミング上達のコツを掴んで夢を掴もう!
プログラミング上達のコツは、「自分がやりたいことをはっきりさせ、自分のレベルを明確化して、自分に合った学びの場を探す」こと言えます。やはり目的があると高みを目指して頑張れますよね。上達のコツを掴んで、エンジニア・プログラマーとなる夢もガッチリ掴みましょう。