これからプログラミング言語を学ぼうと思っている方、「どのプログラミング言語を選べばいいんだろう」と迷っていませんか。プログラミング言語を学ぶ時は、選び方にポイントがあります。選ぶ時の注意点と、4つのポイントをご紹介します。
初心者がプログラミングを学ぶ時の4つの注意
初心者がプログラミングを初めて学ぶという時は、どんな点に注意をすれば良いのでしょうか。初心者が失敗しないプログラミング言語選びの4つの注意点をご紹介します。
需要が高いプログラミング言語を選択する
まずは需要が高いプログラミング言語を選択することが大切です。プログラミング言語を学ぶことは、そうそう簡単なことではありません。時間も手間もそれなりにかかります。一生懸命学んだにも関わらず、そのプログラミング言語が今はほとんど使用されていないものだったり、特殊な用途にしか使われないものだったりしたら、あまり役に立ちませんよね。
同じように時間と労力をかけて学ぶのであれば、需要が高く汎用性もある、いろいろ役立つプログラミング言語を選ぶ方がぐっと効率的です。
人気が高いプログラミング言語を選択する
人気が高いプログラミング言語を選択することも重要です。人気が高いということは、「学びやすくてマスターしやすく、しかも使用されることも多い」ということです。反対に、人気がない言語は「学ぶことが難しくてテキストなど参考書もあまりなく、汎用性も低い」ということになります。
そういった言語をマスターすると、プロのエンジニアになった時に特殊な仕事をこなすスキルとして役立ちますが、初心者には絶対に向きません。最初は学びやすくて簡単、しかもできることが多いプログラミング言語を学ぶことで、プログラミングの面白さを理解し、長続きさせることにつながります。
将来性が高い注目されているプログラミング言語を選択する
将来性が高いと注目されているプログラミング言語を選ぶ事もおすすめです。せっかく学んでも、「これからはその言語が使われるシーンは、あまり無いよ」という言語だと、意味がなくなってしまいます。
需要の高い言語は、今良く使用されているものということですが、将来的に使用されることが期待されている言語を選ぶと、今後の仕事に役立ちます。プログラミングのことだけでなく、今後のIT業界やIOT産業の動向、AIやVRの発展なども広い視野・長い視点でしっかり捉えて、それからプログラミング言語を選びましょう。
あれもこれも!と欲張らず一つずつマスターしていく
最初は、学びやすくていろいろなことができるプログラミング言語を、集中的にひとつ学ぶことがおすすめです。あれもこれも同時にマスターしよう、と欲張ると、基礎からこんがらがってしまい、結局覚えるまでに時間がかかってしまうことになりかねません。
ひとつの言語をしっかりマスターすることで、次の言語をマスターするための基礎や土台になる知識も増えていきます。まずはパソコンやプログラミングに慣れると同時に、プログラミング言語をひとつだけ学び、それから少しずつ裾野を広げ、理解を深めていくと良いでしょう。
習得するプログラミング言語を選ぶ理由
習得するプログラミング言語を厳選して選ぶ必要があることをご紹介しましたが、それには理由があります。プログラミング言語を適当に選ばず、しっかり選ぶ理由とはどういったことなのでしょうか。
将来自分の仕事の選択の幅を増やすため
まずは、将来自分の仕事の選択の幅を増やすということが挙げられます。自分の仕事の選択の幅は、扱える技術の層の厚さによって変わってきます。エンジニアやプログラマーであれば、それは習得し、使いこなせるプログラミング言語の数ということになります。
扱う事ができるプログラミング言語が多く、より巧みに使いこなせるならば、将来の自分の仕事の選択肢もそれだけ増えていきます。就職する企業を選んだり、部署を選んだりするだけでなく、独立して起業し、フリーランスとしてより単価の高い仕事を選ぶ事にもつながります。
少しでも年収が高い仕事に就くため
少しでも年収が高い仕事に就くためには、扱えるプログラミング言語の数も関係してきます。ひとつしか扱えない人と、さまざまな言語を駆使してトラブルシューティングにも対応できる人の方が、より高い年収を得られることは自明ですよね。
一流企業のエンジニアとして高い年収を得るだけでなく、大口の仕事をゲットできる優秀なフリーランスのエンジニアを目指す事もできます。
在宅で自由な時間に仕事をするため
在宅でフリーランスとして働く道を選ぶ事で、収入もある程度自分の仕事量で決めることができます。短時間でも収入の高い仕事を継続して入れることができれば、在宅で自由な時間も増やすことができます。
夫婦のどちらかが在宅エンジニアとして仕事を家でするようになれば、小さな子どもがいる家庭の育児もぐっと楽になるのではないでしょうか。
就職活動に少しでも有利になるため
フリーランスとして起業することは多くのエンジニアの夢ですが、まずは企業に就職して技術を磨かなければなりません。より高い技術をもとめ、たくさんの経験を積むには、より良い企業に勤めることが必要です。プログラミング言語を厳選してたくさん使用できるようになれば、就職活動にも有利になります。
プログラミング言語を選ぶ時の注意点
プログラミング言語を選ぶ時には、他にどういった点に注意するべきなのでしょうか。学ぶプログラミング言語を選ぶ時の注意点についてチェックしてみましょう。
何を勉強すべきかは自分で決める方が良い
どのプログラミング言語を勉強するべきかは、自分でいろいろ調べ、自分の進路も考慮したうえで、自分で決めることがおすすめです。
どんなに他人に強く推されたものであっても、自分に合っていなければ意味がありません。また自分がどんな将来を目指しているのかによっても、今どのプログラミング言語を学ぶかが異なってきます。
そのプログラミング言語を学ぶ事で何ができるのかを知っておく
プログラミング言語を学ぶ事で、いったいどんなことができるのか、何の役に立つのかを知っておくことも必要です。
- ホームページ作成に携わりたい
- AI開発に関わりたい
- アプリの開発がしたい
- VRに関わる仕事がしたい
ごく一部の例を上に挙げましたが、プログラミングが関わる仕事は無数にあります。そして自分が選択したプログラミング言語の種類によって、できることも変わってきてしまうのです。自分の目標をきちんと見定め、それから今はどのプログラミング言語を学ぶべきなのか、よく考えてから決めましょう。
自分の実力に合った勉強法を見つける
自分の実力に合った勉強法を見つけることが、最後のポイントです。これまでパソコンやコンピュータなどほとんど触れたことがない、というレベルの初心者に、独学は向いていません。そういった場合は本当の初心者からしっかり教えてくれるスクールで、講師とちゃんと向き合って学ぶ事がおすすめです。
またスキルアップのためのスクールやセミナーなどもいろいろあります。自分の実力はもちろん、生活リズムに合ったスクールや勉強の仕方を選ぶ事で、三日坊主にならず、エンジニアとして活躍するまで学びぬくことができます。
効率よく学ぶならスクールを活用!簡単な選び方とは?
効率よく学ぶのであれば、人気が高く初心者向けコースを設けているスクールを選ぶ事がオススメです。たくさんあるスクールの中から、どこを選べば良いのでしょうか。
オンラインで授業を受けられるスクールを探そう!
今、別の仕事をしているのであれば、スクールに通うことはかなり難しいですよね。地方在住だと、人気のスクールに通えないこともあります。そんな時は、オンラインで授業を受けられるスクールが便利です。時間に縛られず、いつでも学ぶ事ができます。
勉強や仕事との両立がしやすいスクールを選ぶ
自分で通うなり、オンラインで授業を受けるなり、「大学や専門学校の勉強や仕事と、プログラミングの勉強の両立」がしやすいスクールを選びましょう。今はそういった両立を考えてカリキュラムを考えてくれているスクールもたくさんあります。夏の短期集中学習などもあります。
今までの生活との両立ができないと、どうしても長続きさせにくくなるものです。ゆとりをもって学べるスクールを選びましょう。
初心者でも理解しやすく教えてくれるスクールを選ぶ!
本当に初めてパソコンに触る、という初心者なら、その点を考慮して理解しやすく教えてくれて、つまずいたらすぐに対応してくれるスクールを選びましょう。家で自習している時でもすぐにネットで質問できるようなスクールもあります。できるだけつまずきを減らし、すぐに対処することで、学ぶ事も楽しくなります。
【まとめ】できるだけ有利なプログラミング言語を選ぼう!
プログラミング言語を学ぶなら、できるだけ今後有利になると考えられる言語を選ぶことが重要です。
最初は学びやすいものを選び、まずはプログラミングの楽しさを実感しましょう。それから将来の自分のやりたいことをしっかり思い描き、今後の社会により必要とされる言語をきちんと探すことが重要です。