プログラミングを勉強して、いつかフリーランスとして独立起業をしてみましょう。しかし未経験者のままでは、フリーランスとして成功することは少々難しい道と言えます。
プログラミングを学び、フリーランスとして独立起業しても成功できるための方法と、なぜ未経験者では難しいのか、その理由もご紹介します。
フリーランスとして独立する時におすすめのプログラミング言語3つ
フリーランスとして独立しようと考えている人におすすめのプログラミング言語を3つご紹介します。人気が高く、今後も仕事が豊富と考えられる言語です。
Ruby
Rubyは日本人が開発したプログラミング言語で、Ruby専用に開発されたRuby on Railsとともに使用することで、効率的な仕事ができるようになります。 非常に汎用性が高く人気のあるプログラミング言語で、COOKPADや食べログといった超有名サイトにも使用されています。
PHP
PHPも汎用性が高く、初心者でも学びやすいと言われています。WebアプリやWebサービスを作る事に長けているプログラミング言語です。現在ではWordPressで使用されていることで名前が知られています。また今後増えていくであろうECサイトでも使用されます。
Python
Pythonは「パイソン」と読みます。文法がわかりやすく、汎用性も高い、初心者向けでありながらプロにも人気のプログラミング言語です。PythonはWebサイトの構築からディープラーニングなど、非常に多くのことができます。GoogleやNASAでも使用されている言語です。
プログラミングでフリーランスとして独立する手順
プログラミングを学ぶにあたり、どうやって独立すればいいのでしょうか。フリーランスになるための手順をご紹介します。
プログラミング言語を学ぶ
まずはプログラミング言語を学ぶ必要があります。また、プログラミング言語を学ぶだけでなく、Rubyに対するRuby on Railsのようなフレームワークを習得することも大切です。プログラミング言語を学んだらそれでOKという訳ではありません。毎日プログラミングを続けることで、習得した知識や技術を忘れることなく、磨きをかけることができます。
企業に就職した方が良い
プログラミングを習得したからといって、すぐにフリーランスとして働き始めることはオススメしません。まずは、企業に就職して、プログラマー・エンジニアとして働きましょう。できればチームで大きな仕事を行うような会社だと良いですね。
勤務するのは2年程度
企業に就職すると言っても、フリーランスを目指しているのであれば勤務するのはだいたい2~3年程度が良いでしょう。あまりに期間が短すぎると、学ばなければならないこと、準備すべきことができないまま、退職することになってしまいます。
逆にあまりに長い期間企業の中で働いていると、ある程度の地位になってスタッフをまとめたり、教育を行う立場になり、職場を離れることが難しくなってくる可能性もあります。また年齢を重ねることで結婚や出産などがあり、「身軽なフリー転職」ができなくなります。養わなければならない家族があっての脱サラは、かなりの勇気が必要になります。
フリーランスの準備
若い時期に2~3年企業で働いている間に、フリーランスとして働く準備を同時進行で進めていきます。まずは職場と仕事に慣れることが重要なので、最初のうちは無理をせず、企業の仕事に専念しておきましょう。
仕事に慣れてきて、時間もある程度自由になってきたら、習得しているプログラミング言語以外の言語を勉強したり、今持っているスキルを伸ばしたり、時間を無駄にしないよう勉強を始めます。さらに勉強が進んだら、今度はネットの仕事マッチングサービスなどを利用して、小さな仕事から請け負い、副業をスタートさせます。
副業で請け負う事ができる仕事が増え、レベルもどんどん高くなってきたら、いよいよ独立の日も間近です。
フリーランスとして独立開業
企業でもらうお給料と張り合うレベルで稼ぐことができる、という自信がつけば、いつでも独立開業できます。ただし、辞めても働いていた会社は同業者です。いきなり辞めて迷惑をかけるのではなく、あらかじめ辞める時期を見定めて、気持ちよく送り出してもらえるようにしましょう。
また起業にはさまざまな手続きが必要なケースもあります。少し起業についてネットで学んだり、自治体が行っている起業サポートサービスを利用して、起業準備を行いましょう。
未経験でもOK?必要なのはスキルより経験ってほんと?
プログラマーやエンジニアの求人広告には、たまに「未経験者可」と書いてあります。実はこの文言、誤解している人が少なくありません。ではIT業界における「未経験」とはどういうことなのか、ご紹介しましょう。
プログラミングは未経験だとフリーランスになるのは難しい
プログラマーやエンジニアの求人広告にある「未経験者」とは、「プログラミングのスキルは十分にあり、実力も伴っているが、仕事として行ったことはない」という意味です。プログラミングの未経験者で、仕事場でプログラミングがマスターできる、という訳ではありません。現場は生き馬の目を抜く忙しさですから、そんな時間のあるスタッフはいないのです。
またプログラミングの経験者であっても、仕事としてやったことが無い人がいきなりフリーランスとして稼げるか、というと、それも難しいと言わざるを得ません。プログラミングがスキルとして身についていてこそ企業も技術者として採用しますし、仕事として責任を負ったことがあればこそ、フリーランスとして稼ぐことができるのです。
経験が無ければ怖くて仕事が出せないのが企業の本音
企業はプログラミングなどの仕事を外注で出す際、初めての相手は正直なところ「ちゃんと仕事をしてくれるだろうか」と不安に思っています。そのためにトライアルを行うのですが、一度くらいのトライアルでスキルや人間性、仕事の速さをすべて見極めることは至難の業です。そのため、まずプログラミングの経験があることは前提で、さらに企業で働き責任ある仕事を任された経験もある人間でなければ、怖くて仕事を発注できない、というのが企業の本音と言えます。
まずは実務経験を1年~2年ほど経験しよう!
また、フリーランスとして働き始める前に企業で働くことで、プログラマーやエンジニアとしてのスキル以外にもいろいろな経験を積むことができます。
たとえば上司や先輩とのやり取り、コミュニケーションの仕方や、仕事を回してもらうためのコツ、逆に上手な断り方、営業の仕事についてなども、フリーランスになるためには必要となります。そのためにも、まずは企業に就職して、実務経験を1年~2年ほど経験するようにしましょう。
フリーランスとして独立!案件はどうやって探す?
いよいよフリーランスとして独立を果たしたとしても、すぐにどんどん仕事が舞い込んでくる、とは限りません。案件はどうやって探せば良いのでしょうか。
勤めていた頃のつてを使うのが一番良い
案件探しにも、企業で勤めた経験が活きてきます。勤めていた頃に、人脈を広げるようになるべく心がけておきます。仕事で入ってくる情報にアンテナを立て、クライアントが開催するイベントや勉強会などにはこまめに顔を出しておきます。
こうして人脈を作って仕事に信頼を得ておくと、独立してからも「あの人なら安心だろう」と任せてくれる可能性は高くなります。
クラウドワークスやランサーズを活用する
こうした人脈やつてを頼りにすることが苦手という場合は、クラウドワークスやランサーズといった、ネット系のお仕事マッチングサービスサイトを活用します。自分のスキルや職歴などを事細かに紹介し、できることの多さ、仕事の速さをアピールすることで、企業からの声もかかりやすくなります。
またどんどんいろいろな会社のトライアルを受けて、さまざまな仕事を経験することもおすすめです。
友人や知人の紹介で仕事を請ける
友人や知人に個人事業者のレストランやお店などが多い場合は、まず友人・知人に仕事はないか訊ねてみましょう。また、例えばホームページを開設したい人を知っていれば紹介してもらう、というように、友人・知人の紹介で仕事を請けていくことで、人脈が広がる事もあります。
【まとめ】プログラミングでフリーランスとして独立して稼ごう!
プログラミングをマスターし、企業で腕を磨くことで、フリーランスとしてやっていけるだけのスキルと実力が身に付きます。せっかくプログラミングを学んだのであれば、遊ぶだけにとどまらず、独立起業してフリーランスとして稼いでみましょう。