クラウド会計・確定申告

白色申告の帳簿義務化の4つの理由と忘れたらどうなるのかまとめ

青色申告と比較して、簡単で単純というイメージが強い白色申告。でも数年前から帳簿が義務化されたことをご存知ですか。なぜ白色申告でも帳簿が義務化されたのか、その4つの理由と、万一帳簿を忘れてしまったらどうなるのかを調べてみました。

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白色申告が帳簿義務化になった4つの理由

白色申告が帳簿義務化になったことには、4つの理由があると言われています。ではなぜ帳簿が義務化されたのでしょうか。

2014年1月から白色申告の帳簿付けが義務化!

白色申告の帳簿付けが義務化されたのは、2014年(平成26年)1月以降の取引についてです。事業所得や不動産所得、山林所得を持つすべての白色申告に関して、帳簿付けと帳簿の保存が義務化されたのです。これを白色申告の記帳義務化と呼んでいます。

税金の計算を確実にするため

まずは、税金の計算を確実にするため、白色申告であっても帳簿を記載し、保存することが義務付けられました。

これまでは青色申告者だけが複式簿記を付けなければならなかったのですが、マイナンバーなどの導入同様、税金の計算を確実にし、間違いが無いように白色申告にも記帳義務化が及んだのです。

お金の流れがはっきりとわかるようにするため

お金の流れがはっきりとわかるようにするため、というのも義務化の理由のひとつです。経理が存在する企業ではなく、なんでもしなければならない個人事業主の場合は、帳簿を付けることが面倒に感じてしまいますよね。

でもきちんと帳簿をつけないと、自分でこなした仕事に見合った収入があったのか、コンスタントにお金が入ってきており、貯金を切り崩すことはなかったのかなど、細かなお金の流れが分からなくなってしまう可能性があります。

なんとかやっていけていると思っていたのに、きちんと計算してみたら赤字だったということもあります。仕事の質や量を見直すためにも、お金の流れがはっきり分かるようになる帳簿つけはとても重要なのです。

事業者のお金の流れを監視するため

個人事業主は、自分で帳簿を付けてチェックしないと資金管理がつい甘くなりがちです。生活できる、できないといったレベルでも、赤字を回避し黒字へと事業内容を改善していくことは必要不可欠です。

従業員を抱え売り上げが一見伸びているようにみえる事業になると、その売り上げが大きな金額になってきます。帳簿をつけていないと、それを管理することも監査することもないため、売り上げにばかり目が行って、支出が曖昧になり、突然お金が回らなくなってしまうことにもなりかねません。

そんなことになれば、待っているのは倒産です。自身でお金の流れをきちんと監視し、ちゃんと収入を増やすことができているのかどうか確実に知るためにも、帳簿つけは役立ちます。

資金の管理能力を高めるため

これまでにご紹介したように、帳簿を付けることで仕事の質や量を見直して仕事の仕方を改善したり、赤字か黒字かをはっきりさせてちゃんと収入を増やしていけるかどうかを監視することができるようになります。

こうすることで資金の管理能力が格段に上がります。一見面倒なように見えても、帳簿つけが昔から義務付けられていた青色申告が推奨されてきたのも、こうした帳簿管理の利点があるからなのです。

白色申告の帳簿義務化で知っておく事

白色申告の帳簿義務化で知っておくべきことは何かあるのでしょうか。白色申告の帳簿義務化でチェックしておきたい点をご紹介します。

1日の取引合計額で記載しても良い

白色申告の帳簿付けが義務化されたということで、「どうしよう、帳簿なんてつけたことがないのに、簿記なんて分からない」と悩む方も多いかもしれません。でも安心してください。白色申告で付ける帳簿は、細かい物ではありません。

1日の取引合計額を記載すればOKという簡易的な帳簿で構わないので、経理や簿記といった専門知識がなくても大丈夫です。

帳簿はお金の流れがわかればOK

帳簿はお金の流れがわかれば構わない程度のものでOKです。青色申告で作るものとは異なり、家計簿のようにシンプルな方法で付けることができます。

帳簿義務化において必要な帳簿の種類について

白色申告の帳簿義務化において必要となる帳簿はどんなものなのかを見てみましょう。シンプルであることが分かれば安心ですよね。

法定帳簿

まずは法定帳簿と呼ばれる、法的に義務付けられている帳簿が必要になります。一日の合計金額をまとめて記載すればよい、というものがこれになります。お金の流れがつかめれば大丈夫です。

青色申告では複式簿記と呼ばれる複雑な記載の帳簿が必要になりますが、白色申告の場合は単式簿記と呼ばれる収入金額・必要経費などが書き込まれているものがあれば大丈夫です。

ただしこれらの記入と照らし合わせる請求書や領収書もそろえておかなければなりません。また法廷帳簿は7年間の保存が義務付けられており、請求書や領収書、納品書などの書類は、5年間の保存が義務付けられています。

もしも帳簿付けを忘れていたらどうなってしまうのか?

もし帳簿付けを忘れてしまっていたら、どうなってしまうのでしょうか。毎日の帳簿付けをうっかり忘れてしまった場合、どうなるのかを調べてみましょう。

記憶を頼りに記帳しなくてはならず大変!

毎日の帳簿付けを怠り、関連する請求書や領収書なども処分してしまった場合、記憶を頼りに帳簿を付けなければならなくなります。今はメールやLINEでやり取りをする人が多いので、ある程度の記録は残っているかもしれませんが、すべて詳細に金額を出すとなると、かなり大変です。

お金の流れが把握・証明が難しくなる

お金の流れが把握しにくくなりますし、万一何かあった時、帳簿やそれを裏付ける書類がなければ証明することも難しくなります。確定申告の時に困るだけでなく、普段から自分の仕事のお金の流れや赤字・黒字といったことが把握しづらくなってしまうのです。

罰則はないが【推計課税】が待っている

帳簿を提出できない場合でも、罰則があるわけではありません。「なんだ、それなら別にいいじゃない」と思うかもしれませんが、もっと怖い推計課税が待っているのです。

推計課税とは、収入から推測される税金の金額のことです。収入がある程度あっても、支出が大きい場合、税金はそんなに支払えませんよね。でも支出に関するお金の流れを証明することができないため、収入の金額だけで税金が計算されてしまいます。

収入に関する書類や帳簿記載もなければ、収入は同業者の平均から割り出されてしまう可能性があります。その際、同業者が自分よりもっと高い収入を得ることが当然であれば、本来よりも高い税金を課される可能性もあるのです。

白色申告の帳簿付けにピッタリな会計ソフトを使おう

白色申告の帳簿付けには、ピッタリな会計ソフトを使う事がオススメです。毎日の面倒な帳簿付けも、確定申告も簡単にクリアできるようになりますよ。

スマホアプリを使って簡単な金銭出納を記入する

スマホアプリと連動しているソフトや、スマホアプリで使える会計ソフトなら、簡単な金銭の出納履歴を記入することができます。スマホならいちいち仕事場に戻ったり、パソコンを立ち上げたりする必要もありませんし、思いついたときに何時でも入力できるので付け忘れる心配も少なくなりますね。

フリーの会計ソフトを使って金銭出納を記入する

無料で使えるフリーの会計ソフトもあります。パソコンを常時使っているような仕事であれば、仕事のついでに金銭の出納を記入することができます。簡単に使えるソフトもあるので、便利にネット確定申告できる、e-Taxも可能になりますよ。

【まとめ】白色申告の帳簿は毎日欠かさずつけよう!

白色申告の帳簿付けは、毎日欠かさずつけることが大切です。いくら簡単な内容といっても、1か月もすれば人間は忘れてしまうものです。そのため、毎日簡単につけられるようになる会計ソフトを導入しましょう。

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